ウェブ開発におすすめのプログラミング言語5つ

どの言語を学べばいい?

プログラミング言語には、向き不向きがあります。 どのような目的で利用するかによって、学ぶべき言語は異なります。

ウェブ開発をする場合には、どの言語を学べばよいのでしょうか?このページでは、ウェブ開発におすすめのプログラミング言語を5つ紹介します。

初心者がウェブ開発を始める際の順序

初心者がこれからウェブ開発を始めるなら、 HTML → CSS → JavaScript → プログラミング言語(PHPなど)の順序で学んでいくと良いでしょう。

HTMLとCSSは、ウェブ開発に必要な前提スキルですから、基本的な使い方を知っておきたいところです。JavaScriptは、ひとまず基本的な書き方とHTMLファイルへの組み込み方だけ覚えましょう。

HTML・CSS・JavaScriptの3つをざっくり学ぶのに、一週間くらい掛けるイメージでしょうか。とりあえず技術書のさわりを読むくらいで大丈夫です。必要になったらあとで学び直せばよいでしょう。

HTML

HTMLは、情報を意味づけしてウェブページを作るマークアップ言語です。ウェブ開発を始めるなら、まずはHTMLを覚えましょう。HTMLは、それほど難しい言語ではありません。よく使うタグや基本的な書き方さえ覚えれば、静的なウェブページを作れるようになるでしょう。HTMLが簡単に使えるようになったら、CSSの学習を始めてください。

CSS

CSSは、ウェブページの背景色や文字の色・サイズなどを指定するスタイル言語です。HTMLもCSSもしっかりと理解しようとすれば奥は深いのですが、初心者のうちは基本的な書き方さえ覚えたら、先に進んでしまって大丈夫です。HTMLとCSSがある程度わかったら、次にJavaScriptの学習を始めてください。

JavaScript

JavaScriptは、ウェブブラウザ上で動作するプログラミング言語です。ウェブページにリッチな表現を加えたり、ウェブブラウザ上でデータ処理を行えます。JavaScriptは、HTMLやCSSほどには簡単ではありませんが、ひとまず基本的な書き方と、HTMLファイルへの組み込み方だけ覚えれば大丈夫です。

ウェブ開発におすすめのプログラミング言語5つ

HTML・CSS・JavaScriptの基本的な使い方が分かったら、いよいよサーバーサイドで動作するプログラミング言語を選択します。プログラミング言語には向き不向きがあるので、目的に応じて言語を選択します。言語により学習難易度の差があるので、いきなり難しい言語に挑戦するのではなく、自分の技術レベルに応じて段階的に学んでいくのが良いでしょう。

1. PHP

ウェブ開発をこれから学ぶ人で、特に言語にこだわりが無いなら、ひとまずPHPから始めるのがおすすめです。

PHPは、ウェブ開発に特化されたプログラミング言語です。サーバーサイドで動作するウェブサイトやウェブアプリケーションを開発する際によく利用されます。世界中のウェブサイトの80%以上が、PHPで運用されているというレポートもあるようです。

ユーザーの入力に対して結果を返すような動的なウェブページを作成してみたいなら、PHPで実現できます。メールフォームのような機能の設置、投稿掲示板、ショッピングサイトのような双方向サイトの開発、さらにSNSのような大規模ウェブサービスまで構築できます。

PHPは初心者にも学びやすい言語です。PHPの動作環境は格安レンタルサーバーで安価に利用できるので、いきなりウェブサービスの開発をしながらPHPを学んでいっても良いでしょう。

2. Ruby

Rubyは、迅速なウェブ開発に適したプログラミング言語です。 シンプルで扱いやすい言語であると同時に、奥が深く複雑に作りこむこともできます。

Rubyには、Ruby on Railsというフレームワークがあります。 Ruby on Rails は、「Don’t Repeat Yourself(同じことを繰り返さない ) 」を基本理念としたウェブアプリケーションを作成するためのフレームワークです。

Ruby on Railsには、ウェブアプリケーションのテンプレートが用意されており、ウェブアプリケーションを迅速に構築できます。無駄やムラのない設計により、”美しい”プログラムで構築されたウェブアプリケーションを効率よく開発できるよう最適化されています。

3. Python

Pythonは、機械学習やデータ分析の分野で利用されることの多いプログラミング言語です。コードが簡潔で読みやすいのが特徴で、初心者にも学びやすい言語と言えるでしょう。

ウェブサービスやウェブアプリケーションを開発することだけが目的なら、あえてPythonを利用するメリットは低いかもしれませんが、もしデータサイエンスの分野などに興味があるなら、Pythonから入門するのは悪くない選択です。

Python が使いこなせるようになれば、ウェブ以外の分野でも活用できるでしょう。逆に、ウェブ開発に限定するなら、PHPや Ruby on Rails で良いのかもしれません。

4. Java

Javaは、オブジェクト指向のプログラミング言語です。様々な目的に利用できる本格的な汎用言語であり、ウェブ開発以外にも、業務システム、家電への組み込み、スマホ向けアプリ開発など、多岐にわたる分野で利用されます。

ウェブ開発の初心者であれば、あえてJavaを選ぶ必要はありません。ウェブサイト内でメールフォームやログイン認証などの機能を実現したいだけならPHPで十分でしょう。

例えば、銀行や保険のように、業務システムと連携するような大規模なウェブサービスを構築するなら、Javaによるウェブ開発を検討しても良いかもしれません。

5. Node.js(JavaScript)

Node.jsは、サーバーサイドでJavaScriptを動作できる開発環境です。JavaScriptは、ブラウザ上で動作するクライアントサイドの言語ですが、 Node.js ならサーバーサイドでもJavaScriptを動作させられます。

サーバーサイドでJavaScriptが動作すると言っても、PHPやRubyなどとは得意分野が異なります。Node.js は、ユーザーの操作にリアルタイムに反応するようなウェブアプリケーションを得意とします。

例えば、ユーザーが閲覧しているウェブページの画面上に、新しいメッセージをプッシュ通知するような使い方です。仮に、PHPで同様の機能を実現しようとすると、接続ごとに新しいスレッドが作成されるため、おのずと同時利用できる人数に上限があります。

一方、Node.jsでは非同期に処理されるため、理論上は同時に利用するユーザー数が増えても対応可能です。たくさんの接続を同時に処理できるので、スケーラブルなネットワークアプリケーションの構築に向きます。例えば、 チャットやゲームなど、リアルタイムで動作するウェブサービスを開発するなら、Node.jsは選択肢のひとつとなるでしょう。

まとめ

ウェブ開発をこれから始める人で、特に言語にこだわりが無いなら、ひとまずPHPから始めるのがおすすめです。これから開発するウェブアプリケーションのイメージが固まっているなら、Ruby on Railsで効率よく開発するのも良いでしょう。

機械学習やデータ分析の分野に関心があれば、Pythonに挑戦するのもおすすめです。 業務システムと連携するような大規模なウェブサービスを構築するなら、Javaによるウェブ開発を検討しても良いかもしれません。

チャットやゲームなど、リアルタイムで動作するウェブサービスを開発するなら、Node.jsは選択肢のひとつとなるでしょう。サーバーサイドとクライアントサイドをJavaScriptひとつで開発できる点も魅力です。