Groovyとは?プログラミング言語を初心者にもわかりやすく解説

Groovyとは

Groovy(グルービー)は、2003年に開発されたプログラミング言語です。 JavaプラットフォームのJVM(Java Virtual Machine)上で動作する言語であり、 Javaの開発環境がそのまま利用できます。

Groovyは、Javaと同様の強力さを持ちながら、シンプルに書けて扱いやすいことなどから近年人気を集めています。Javaとの連携がよいため、主にJavaでプロダクト開発している現場などで徐々に需要が高まっています。

Groovyで記述できるGrailsというウェブアプリケーション開発用のフレームワークも登場しています。Grailsを利用することで、ウェブアプリケーション開発がスムースに行えます。Grailsは、RubyにおけるRuby on Railsのような存在です。

Groovyは、オープンソースで開発されている言語です。最新バージョンは、2019年にリリースされたバージョン2.5系です。

Groovyの特徴

Groovyには、以下の特徴があります。

  • JavaプラットフォームのJVM上で動作する
  • Groovyで書かれたコードは、内部的にはJavaバイトコードに変換される
  • JavaのAPIやライブラリを呼び出して利用できる
  • Javaと構文が似ている
  • Rubyの影響を受けている

Groovyは、 JavaプラットフォームのJVM上で動作します。Groovyで書かれたコードは、内部的にはJavaバイトコードに変換されます。最終的にはJavaと同じコードが生成されるということです。

Groovyは、Javaとの統合および相互運用が可能です。Javaとの連携がよく、GroovyのコードからJavaのAPIやライブラリを呼び出して利用できます。

Groovyは、Javaプラットフォーム用の言語でJavaと構文が似ていますが、Rubyの影響も受けています。Javaに比べると省略記法が可能であり、読みやすくシンプルに記述できます。

Groovyはこんな場面で使われている

Groovyは、アプリケーション開発、Androidアプリ開発、ウェブアプリケーション開発、などの場面で利用されます。

Javaで開発できるものなら、おおむねGroovyでも開発できます。

Groovyを学ぶメリット

Groovyは、Javaの開発環境がそのまま利用できるため、Javaプログラマには始めやすい言語です。

言語仕様もJavaをベースにしているため、Javaプログラマには学習しやすい言語といえるでしょう。すでにJavaを使っているなら、今後需要の増えそていきそうなGroovyを学ぶメリットはあるでしょう。

Groovyの求人を検索すると、 Javaベースのプロダクト開発、ウェブサービス開発、などでの募集が確認できます。Javaの代替技術してGroovyを利用する現場が多く、どちらかというとバックエンド寄りの求人が多いようです。

Groovyのスキルが求められる職場では、他に使える方が望ましいスキルとして、Java、Kotlin、Ruby などが挙げられています。