PL/Iとは
PL/I(ピーエルワン)は、1965年にIBMなどによって開発されたプログラミング言語です。
PL/Iという名称は、「Programming Language I(プログラミング言語ワン)」に由来していますが、複数の言語の長所をひとつにまとようとしたコンセプトが名称にも表れています。
アルゴリズム(問題を解く手順)の記述が得意なALGOL、 金額計算などの事務処理が得意なCOBOL、数値計算が得意なFortranなどの長所を、ひとつの言語で併せ持つことを目指して開発されたプログラミング言語がPL/Iです。
PL/Iは、商業、工業、 教育用途などの広い分野で使用されますが、言語仕様が 大きく複雑なため、大型コンピュータでの普及が中心となりました。主にIBMメインフレームで利用されており、パソコンで開発をするプログラマが PL/Iを利用することはあまりありません。
PL/Iの特徴
PL/Iには、以下の特徴があります。
- ALGOL、COBOL、Fortranなどの長所を、PL/Iというひとつの言語で併せ持つことを目指した
- 言語仕様が大きく複雑
- 大型コンピュータ(IBMメインフレーム)で利用される
PL/I は、 ALGOL、COBOL、Fortranなどの長所を、PL/Iというひとつの言語で併せ持つことを目指したため、言語仕様が大きく複雑になっています。
言語仕様が大きく複雑なため、一般的なパソコンではあまり利用されてらず、主に大型コンピュータ( IBMメインフレーム)で利用されています。
PL/Iはこんな場面で使われている
PL/Iは、商業、工業、 教育用途などの広い分野で使用されます 。
PL/Iを学ぶメリット
大型コンピュータのなかでも、IBMメインフレームで稼働するシステムの開発・保守などに携わるならPL/Iを学ぶメリットはあるでしょう。
具体的には、銀行の勘定系システム開発、生保や損保のシステム開発、などの求人において、PL/Iの知識や経験が高く評価されることがあります。