Swiftとは
Swift（スウィフト）は、2014年にアップル社が発表したプログラミング言語です。Swiftは、macOS、iOS、watchOS、tvOS向けアプリの標準開発言語として、アップル社から推奨されています。
以前には、macOS、iOS向けアプリの標準言語 はObjective-Cでしたが、Swiftはその後継です。Swiftの最新バージョンは、2019年にリリースされたバージョン5系です。
「Swift」という英単語には、「速い、迅速な 」という意味がありますが、「アマツバメ」という鳥を意味する名詞としても使われます。プログラミング言語としての Swift（スウィフト）のロゴには、鳥をモチーフにしたデザインが採用されています。
Swiftの特徴
Swiftには、以下の特徴があります。
- 処理が高速
- Swiftで書かれたコードは、LLVMで最適なネイティブコードに変換される
- ハードウェアの性能を引き出せすのが得意
- Objective-Cと互換性がある
- Objective-Cで開発されたアプリに、Swiftのコードで新しい機能を追加実装できる
- Objective-Cと比較して記述がシンプル
Swift（＝速い、迅速な）は、その名称が示す通り、当初から高速性を意識して開発された言語です。Swiftで書かれたコードは、LLVMというコンパイラ技術により最適なネイティブコードに変換されます。 最適なネイティブコードとなることで、最新のハードウェアの性能を引き出せるようになり、処理が高速になります。
Swiftは、かつてのmacOS、iOS 向けアプリの標準言語であったObjective-C と互換性があります。過去に Objective-C で開発されたアプリに対して、Swiftのコードで新しい機能を追加実装することも可能です。
Swiftは 、Objective-Cと比較して記述がシンプルになりました。 Objective-C は独自性の強い言語でしたが、SwiftはRubyやPythonなどの他の言語に近い記述形式になり、読みやすく書きやすく学習しやすいプログラミング言語となっています。
Swiftの開発環境
Swiftでアプリ開発をする場合、Xcode（エックスコード）というソフトウェアを使用するのが最も効率が良いでしょう。Xcodeはアップル社が開発した統合開発環境です。Xcodeは、アップル社のサイトから無料でダウンロードすることが出来ます。
Xcodeは、MacOSのパソコン上でしか動作しません。そのため、Xcode上でSwiftを使ってiOS アプリや macOSアプリを開発するなら、原則としてMacパソコンを用意する必要があります。
Swiftはこんな場面で使われている
Swiftは、主にiPhone向けやiPad向けのアプリ、および、Macパソコン向けのアプリの開発に利用されます。
Swiftを学ぶメリット
これからプログラミングを学んで、macOS、iOS、watchOS、tvOS 向けのアプリ開発を志すなら、現在アップル社が推奨しているSwiftを学ぶのが良いでしょう。
iPhoneやiPadは、 日本では 特に人気がある機種です。スマホ向けアプリを開発するなら、 iPhoneやiPadを無視するわけにはいかないでしょう。…となれば、学ぶべきプログラミング言語は Swift ということになります。
