Simulaとは?プログラミング言語を初心者にもわかりやすく解説

Simulaとは

Simula(シミュラ)は、1962年から1967年にノルウェー人のオルヨハン・ダールとクリステン・ニガードが、ALGOL 60を拡張して開発したプログラミング言語です。

Simulaという名称は、「SIMUlation LAnguage (シミュレーション用の言語)」に由来します。その名称が示すように、当初はシミュレーションの用の言語として開発され、のちに汎用言語となりました。

Simulaには、オブジェクトやクラスなどの概念が導入されています。「オブジェクト指向 」 という言葉は後の時代(1970年代)にできたものですが、Simulaは世界初のオブジェクト指向言語として位置づけられています。

Simulaは、広く普及することはありませんでしたが、Simulaが導入したオブジェクトやクラスなどの概念は、後に続く言語に大きな影響を与えました。 Simulaは、プログラミング言語史において重要な意味を持つ言語と言えるでしょう。

Simulaの特徴

Simulaには、以下の特徴があります。

  • ALGOL 60を拡張して開発した
  • もともとシミュレーション用言語として開発された
  • オブジェクトやクラスなどの概念が導入された
  • 世界初のオブジェクト指向言語

Simulaは、ALGOL 60を拡張して開発した、 シミュレーション用のプログラミング言語です。

Simulaには、オブジェクトやクラスなどの概念が導入されています。Simulaは、もともとシミュレーション用の言語として開発された言語であり、それに適した設計にするためオブジェクトやクラスなどが採用されました。

Simulaが開発された1960年代には、まだ「オブジェクト指向」という言葉はありませんでした。1970年代になって、他のプログラミング言語で Simulaのクラスなどの仕組みが採用されていくなかで、「オブジェクト指向」という言葉や概念 が確立されていきました。

Simulaはこんな場面で使われている

Simulaは、もともとシミュレーションの用の言語として開発され、のちに汎用言語となりました。 現在、一般的には Simula は利用されていません。

Simulaを学ぶメリット

これからプログラミング学習を始める人が、Simulaから入ることは少ないでしょう。もし、プログラマとして就職に有利になる言語を身に着けたいなら、他のプログラミング言語を学んだ方が良いかもしれません。