Rubyとは?プログラミング言語を初心者にもわかりやすく解説

Rubyとは

Ruby(ルビー)は、日本発のプログラミング言語です。ソフトウェア技術者のまつもとひろゆき氏が1993年に開発をスタートして、1995年にRubyが発表されました。

Rubyは、Perlなどの影響を受けていますが、 オブジェクト指向の概念も採り入れられています。 ”美しい芸術的な言語”とされるRubyは、シンプルで扱いやすい言語であると同時に、奥が深く複雑に作りこむこともできるバランスの良さに特徴があります。

Rubyは、オブジェクト指向のプログラミング言語です。オブジェクト指向のプログラミング言語は、プログラム開発の全体管理がしやすく、多人数、長期間におよぶ大規模開発にも対応しやすいメリットがあります。

2005年、Ruby on Railsが登場

2005年、デンマークのデイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏によって開発された『Ruby on Rails』が登場しました。

Ruby on Rails は、「Don’t Repeat Yourself(同じことを繰り返さない ) 」を基本理念としたウェブアプリケーションを作成するためのフレームワークです。無駄やムラのない”美しい”ウェブアプリケーションが、効率よく開発できるよう最適化されています。

Ruby on Rails は、プログラミング言語としてはRubyを使って開発されています。Rubyは、言語としても発表当初から評価は高かったですが、Ruby on Railsが登場したことで世界的な支持を集め、爆発的に利用者が増えました。

Rubyはこんな場面で使われている

Rubyは、多くのウェブサイトやウェブアプリケーションの開発に利用されています。有名なウェブサイトを挙げると、 食べログ、 クックパッド、Airbnb、GunosyなどがRuby(Ruby on Rails)で開発されています。

食べログがRuby on Railsを採用したのは2007年10月ですが、その際に発表したニュースリリースでは、 Ruby on Rails を採用することによる以下のメリットを挙げています。

  • コード量が格段に減る
  • システムとデザインが分業できるので、開発体制が効率化される
  • 新規サービスの開発スピードの向上が見込める
  • 人気のフレームワークであるRuby on Railsで開発することで、外部の技術コミュニティともつながりやすい

Rubyを学ぶメリット

Rubyは、開発者に人気の高いプログラミング言語のひとつです。特に、ウェブアプリケーションの開発で高い人気を誇るフレームワーク「Ruby on Rails」がRubyで開発されていることがRubyの人気に拍車をかけています。

Rubyを習得して、 Ruby on Rails を学ぶことで、レベルの高いウェブサイトやウェブアプリケーションの開発現場で活躍できる可能性が高いでしょう。