Yarnとは
Yarnは、Node.jsのパッケージマネージャー（パッケージ管理システム）です。2016年にFacebookによって公開されました。
JavaScriptパッケージマネージャーとは、JavaScriptフレームワークやライブラリなどを複数組み合わせた際に、それぞれの依存関係を管理するツールのことです。
npmとYarn
Node.jsのパッケージマネージャーとして代表的なものと言えば、npmとYarnです。 npmとYarnはどちらも、Node.js上で動作するJavaScriptフレームワーク、ライブラリ、プラグインなどのパッケージのインストールを簡単にしたり、バージョンの不整合が起きないように管理するためのツールです。
Yarnは、もともとnpmの問題を解決するために開発されたものです。Yarn公式サイトでは、Yarnはnpmよりもいくつかの点で優れているとうたっています。
Yarnがnpmより優れているとうたっているポイント
Yarnがnpmより優れているとうたっているポイントは、おおまかに３点あります。
１点目は、npmがパッケージをひとつづつインストールするのに対して、Yarnは並行してインストールするため高速であることです。Yarn公式サイトでは、Yarnは”超高速（Ultra Fast）”としています。
２点目は、npmではパッケージのインストール時にコードが実行されることがありますが、Yarnでは実行前にインストールされているすべてのパッケージの整合性を検証するため安全性が高いことです。Yarn公式サイトでは、Yarnは”大安全（Mega Secure）”としています。
３点目は、npmではモジュールが追加される際にデフォルトではロックファイルを生成しないのに対して、Yarnではモジュールが追加されるたびに、常にロックファイルが生成されるため、信頼性が高いことです。Yarn公式サイトでは、Yarnは”超高信頼（Super Reliable）”としています。
Yarnの特徴
Yarnには、以下の特徴があります。
- Node.jsのパッケージ管理システム （パッケージマネージャー）
- パッケージのバージョン管理やインストール補助に使う
- サーバーサイドで動作する
- JavaScript で書かれたプログラム
- パッケージを並行してインストールするため高速
- インストールされているすべてのパッケージの整合性を検証してからコードが実行されるため安全性が高い
- モジュールが追加されるたびに、常にロックファイルが生成されるため信頼性が高い
- npmとyarnには互換性がある
Yarnは、Node.js上で動作するパッケージのバージョン管理やインストール補助をしてくれる、Node.jsのパッケージ管理システム（パッケージマネージャー）です。Yarnは、JavaScriptで書かれたプログラムであり、サーバーサイドで動作します。
Yarnはもともとnpmの問題を解決するために開発されたものです。Yarn公式サイトでは、Yarnの特徴は、”超高速（Ultra Fast）” ”大安全（Mega Secure）” ”超高信頼（Super Reliable）” としています。
npmとyarnは、基本機能が同じで競合関係にありますが、npmとyarnには互換性があります。基本的にはどちらか一方を利用すれば事足りますが、どちらか一方しかインストールできないわけではなく、npmとyarnを両方ともインストールして使い分けることも可能です。
Yarnを学ぶメリット
Yarnで求人を検索すると、ウェブサービス開発のフロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアなどでの募集が確認できます。
Yarnのスキルだけが求められているのではなく、Node.jsを含めてサーバーサイドJavaScript環境を構築できる人材が求められていると思われます。
Yarnのスキルが求められる職場では、他に使えることが望ましいスキルとして、JavaScript、Node.js、npm、bowerなどが挙げられています。
Yarn公式サイト： https://yarnpkg.com/
