VuePressとは?静的サイトジェネレータについて解説

VuePressとは

VuePress(ビュープレス)は、 Vue.jsの作者エヴァン・ヨー(Evan You)氏が開発した静的サイトジェネレータです。

静的サイトジェネレータ(SSG=Static Site Generator)とは、何らかの言語で書いたコードから、HTML/CSS/JavaScriptによる静的なウェブサイトを生成するツールのことです。

VuePressでは、Vue.jsのコンポーネントが使えます。VuePressを使うと、簡単なMarkdown記法によって、表示が高速でモダンなUIのVue.js製サイトを、SEOに強い静的サイトとして作成できます。

VuePressとWordPress

VuePressとWordPressを比較すると、表示速度ではVuePressに軍配が上がります。VuePressがビルド時点で静的なHTMLファイルやCSSファイルを生成してしまうのに対して、WordPressではユーザーがリクエストした時点で動的にウェブページを生成しています。

VuePressがJavaScriptによる静的サイトジェネレータなら、WordPressはPHPとMySQLによる動的サイトジェネレータと言えるでしょう。WordPressで構築するブログにはMySQLなどのデータベースが必要ですが、VuePressはデータベース不要です。

もし、WordPressによるブログ構築を面倒に感じているなら、VuePressの利用を検討しても良いかもしれません。VuePressならデータベース不要で、表示が高速なウェブサイトを簡単に構築できます。

VuePressの特徴

VuePressには、以下の特徴があります。

  • Vue.jsをベースにしている
  • Markdown記法で、Vue.js製のウェブサイトが簡単に作成できる
  • Markdownのなかでは、Vue.jsのコンポーネントが使える
  • 静的なHTML/CSS/JavaScriptファイルとして生成される
  • シングルページアプリケーション(SPA)でもSEO的に不利にならない
  • Node.jsで動作する
  • yarnやnpmで簡単にインストールできる

VuePressは、Vue.jsをベースにしています。VuePressを利用すると、Markdown記法で、Vue.js製のウェブサイトが簡単に作成できます。Markdownのなかでは、Vue.jsのコンポーネントが使えます。

VuePressで作成するウェブサイトは、静的なHTML/CSS/JavaScriptファイルとして生成されます。シングルページアプリケーション(SPA)でもSEO的に不利にならないように構築できます。

VuePressは、Node.js上で動作します。VuePressには、Node.jsの8.6以上が必要です。VuePressのバージョンアップに伴って、 必要となるNode.jsのバージョンも引き上げられていく可能性があります。VuePressは、yarnやnpmなどのツールで簡単にインストールできます。

VuePressを学ぶメリット

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VuePress公式サイト: https://vuepress.vuejs.org/