Vue Nativeとは
Vue Native(ビューネイティブ)は、JavaScriptを使用してネイティブアプリを構築するためのフレームワークです。Vue Nativeを使うと、JavaScriptで記述したコードで、AndroidおよびiOSのネイティブアプリを作成できます。
Vue Nativeでは、Vue.jsと同様に開発言語にはJavaScriptを使います。開発言語はJavaScriptですが、ビルドすることでネイティブコードとなります。開発されたAndroidおよびiOSアプリは、ネイティブコードでレンダリングされるため、ユーザーエクスペリエンスを損なうことはありません。
Vue Nativeは、React NativeのVue.js版と思えば理解しやすいかもしれません。Vue.jsにおけるVue Nativeは、ReactにおけるReact Nativeと同じ位置づけです。
内部的にはReact Nativeを使用
Vue Nativeは、内部的にはReact Nativeを使用しています。Vue.jsとReact Nativeを接続するように設計されており、Vue.js経由でReact Nativeを操作してネイティブアプリをビルドします。
Vue.jsは、ウェブアプリケーション構築用のJavaScriptフレームワークです。 Vue.jsを使うと、JavaScriptによる簡潔な記述でシングルページアプリケーション(SPA)を作成できます。
また、React Nativeは、Reactを使ってネイティブアプリが開発できるJavaScriptフレームワークです。React Nativeを使うと、JavaScriptで記述したコードで、AndroidおよびiOSのネイティブアプリを作成できます。
Vue Nativeの特徴
Vue Nativeには、以下の特徴があります。
- Vue.jsを使用してAndroidおよびiOSのネイティブアプリを作成する
- JavaScriptで記述、ネイティブコードでレンダリング
- 保存⇔表示を高速に繰り返せるので効率的に開発を進められる
- 内部的にはReact Nativeを使用している
Vue Nativeは、Vue.jsを使用してAndroidおよびiOSのネイティブアプリを作成するためのJavaScriptフレームワークです。アプリ開発の際にはJavaScriptでコードを記述しますが、ビルドして完成した AndroidおよびiOSアプリはネイティブコードでレンダリングされます。
Vue Nativeでは、AndroidおよびiOSのネイティブアプリをJavaScriptで開発します。動作確認の際にもネイティブビルドの完了を待つ必要はなく、保存⇔表示を繰り返して効率的に開発を進められます。
Vue Nativeは、内部的にはReact Nativeを使用しています。Vue.jsとReact Nativeを接続するように設計されており、Vue.js経由でReact Nativeを操作してネイティブアプリをビルドします。
Vue Nativeを学ぶメリット
Vue Nativeで求人を検索しましたが、2020年1月時点では「Vue Native」のスキルを指定した求人は確認できませんでした。
「React Native」で求人検索するとアプリ開発エンジニア、ウェブアプリ開発エンジニアなどでの募集が確認できます。現場では、先にリリースされているReact Nativeのほうが浸透しているようです。
Vue Nativeではなく「Vue.js」で求人を検索すると、ウェブサービス開発、ウェブアプリケーションのフロントエンド開発などでの募集が確認できます。Vue.jsを導入している現場において、今後Vue Nativeのスキルが求められるようになる可能性はあるでしょう。
Vue Native公式サイト: https://vue-native.io/