React Staticとは?静的サイトジェネレータについて解説

React Staticとは

React Static(リアクト スタティック)は、React製サイトが作成できる静的サイトジェネレータです。React Staticを使うと、表示が高速でモダンなUIのReact製サイトを、SEOに強い静的サイトとして作成できます。

静的サイトジェネレータ(SSG=Static Site Generator)とは、何らかの言語で書いたコードから、HTML/CSS/JavaScriptによる静的なウェブサイトを生成するツールのことです。

Reactはウェブアプリケーションの開発に利用されますが、React Staticを組み合わせることで、静的サイトを作成できます。 React Staticでは、テンプレートを用意すると、静的なHTML/CSS/JavaScriptファイルを生成してくれます。

非常に高速

React製のサイトは、仮想DOMを利用していることなどから表示が非常に高速です。いわゆる爆速サイトを静的なファイルで実現できるのがReact Staticのメリットです。

SEOに有利

React Staticを利用するメリットは、React製の静的サイトを作成できる点にあります。React Staticを利用すると、静的ファイルでウェブサイトを構築できるためSEOに有利になります。

データベース不要

React Staticでは、データベースを利用することなく、ビルド時点で静的なHTMLファイルやCSSファイルを生成します。

React StaticとWordPress

React StaticとWordPressを比較すると、表示速度では React Static に軍配が上がります。 React Static がビルド時点で静的なHTMLファイルやCSSファイルを生成してしまうのに対して、WordPressではユーザーがリクエストした時点で動的にウェブページを生成しています。

React StaticがJavaScriptによる静的サイトジェネレータなら、WordPressはPHPとMySQLによる動的サイトジェネレータと言えるでしょう。WordPressで構築するブログにはMySQLなどのデータベースが必要ですが、React Staticはデータベース不要です。

もし、WordPressによるブログ構築を面倒に感じているなら、React Staticの利用を検討しても良いかもしれません。React Staticならデータベース不要で、表示が高速なウェブサイトを簡単に構築できます。

React Staticの特徴

React Staticには、以下の特徴があります。

  • テンプレートにより静的なHTML/CSS/JavaScriptのソースが生成される
  • React製の静的サイトが簡単に作成できる
  • 表示が非常に高速なウェブサイトが作成できる
  • モダンなウェブアプリケーションが構築できる
  • シングルページアプリケーション(SPA)でも、SEO的に不利にならないように構築できる

React Static を利用すると、テンプレートにより静的なHTML/CSS/JavaScriptファイルが生成されます。表示が非常に高速な“爆速サイト”を作成できるのが、 React Static を利用するメリットのひとつです。

React Static は、Reactをベースにしています。React Staticを利用すると、React製のモダンで高速なウェブアプリケーションを簡単に構築できます。

React Staticを学ぶメリット

React Staticで求人を検索しましたが、ヒットしませんでした。ただし、Reactの求人はヒットします。そうした現場では、静的サイトジェネレータ―を使ってReactサイトを構築できる技術者は重宝されると思われます。

尚、Reactのスキルが求められる職場では、他に使えることが望ましいスキルとして、Vue.js、Angular、Bootstrap、jQueryなどが挙げられています。また、Reactに関連するフレームワークとして、Node.js、Redux、React nativeなどが挙げられることもあります。

React Static公式サイト: https://github.com/react-static/react-static