Monacaとは
Monaca（モナカ）は、アシアル株式会社が提供する、ハイブリッドアプリを開発するためのウェブサービスです。Monacaを使うと、HTML5やJavaScriptなどのウェブ標準技術を使って、iOSやAndroidで動作するハイブリッドアプリを開発できます。
ハイブリッドアプリとは
ハイブリッドアプリとは、HTML5やJavaScriptなどのウェブ標準技術で作ったウェブアプリを、iOSやAndroid環境で利用できるようにしたものです。ウェブアプリとネイティブアプリを融合したような仕組みであることから、ハイブリッドアプリと呼ばれることがあります。
ハイブリッドアプリは、モバイルデバイス固有のカメラ、位置情報、加速度センサーなどの機能にアクセスできる仕組みになっています。内部的には、ネイティブアプリ内で簡易ブラウザを開いて、その中でウェブアプリを動作させています。
Cordovaをベースにしたハイブリッドアプリ作成サービス
Monacaは、Cordova（コルドバ）をベースにしたハイブリッドアプリ作成サービスです。 Monacaを使うとウェブアプリをハイブリッドアプリとしてビルドできますが、ハイブリッドアプリの仕組みそのものは、Cordova というオープンソースのフレームワークによって実現されています。
Cordovaは、ウェブ標準技術でハイブリッドアプリを開発するためのフレームワークです。内部的には、ネイティブアプリ内で「WebView」 という簡易ブラウザを開いて、その中でウェブアプリを動作させています。簡易ブラウザを通すことで、ウェブアプリを iOSやAndroid環境で利用できるようにする仕組みです。
Monacaのメリット
通常、iOS向けのネイティブアプリはObjective-CやSwiftで、Android向けのネイティブアプリは、JavaやKotlinで開発します。 iOSとAndroid向けのアプリをそれぞれ用意しようとすると、異なる言語を習得する学習コストや開発コストが掛かります。
Monacaを利用したハイブリッドアプリ開発では、ウェブ開発の知識があれば、iOSとAndroidで動作するアプリが作成できます。HTML5とJavaScriptのソースひとつでiOSとAndroid向けのアプリが同時開発できるため、開発コストや新しい言語を習得する学習コストが抑えられます。
Monacaの特徴
Monacaには、以下の特徴があります。
- Cordova（コルドバ）をベースにしたハイブリッドアプリ作成サービス
- HTML5やJavaScriptなどのウェブ標準技術を使って、iOSやAndroidで動作するハイブリッドアプリを開発できる
- モバイルデバイス固有のカメラ、位置情報、加速度センサーなどの機能にアクセスできる
- ブラウザを使ってアプリ開発できるクラウド上の統合開発環境、ローカル環境で開発するためのキット、CLI（ コマンドラインインターフェース ）ツールなどが用意されている
- Onsen UIというライブラリにより、HTML5で簡単にiOSとAndroidのUIが実装できる
Monacaは、Cordova（コルドバ）をベースにしたハイブリッドアプリ作成サービスです。ハイブリッドアプリを作る仕組みそのものは、Cordova というオープンソースのフレームワークによって実現されています。
Monacaを使うと、HTML5やJavaScriptなどのウェブ標準技術を使って、iOSやAndroidで動作するハイブリッドアプリを開発できます。モバイルデバイス固有のカメラ、位置情報、加速度センサーなどの機能にアクセスできる仕組みになっており、アプリでこれらの機能を利用できます。
Monacaには、ブラウザを使ってアプリ開発できるクラウド上の統合開発環境、ローカル環境で開発するためのキット、CLI（ コマンドラインインターフェース ）ツールなどが用意されています。また、Onsen UIというライブラリにより、HTML5で簡単にiOSとAndroidのUIが実装できるようになっています。
Monacaを学ぶメリット
Monacaで求人を検索すると、スマートフォンアプリ開発エンジニアなどでの募集が確認できます。
Monacaのスキルが求められる職場では、Monacaの他に使えることが望ましいスキルとして、JavaScript/HTML/CSS、PhoneGap、Cordova、iOS/Androidアプリ開発経験などが挙げられています。
Monaca公式サイト： https://ja.monaca.io/
