Javaとは
Java（ジャバ）は、1990年からサン・マイクロシステムズ社が開発を開始して、1995年に最初に公開したプログラミング言語です。サン・マイクロシステムズ社は、2010年にオラクル社に買収されたので、それ以降はオラクル社がJavaの改定を重ねています。
JavaはC言語の流れを踏襲しており、書き方もC言語やC++やC#に似ています。特徴は、オブジェクト指向の言語であること、OSに依存することなく実行できること、メモリの確保と開放が自動的に行われるためプログラマにとって扱いやすいこと、などが挙げられます。
オブジェクト指向のプログラミング言語
Javaは、オブジェクト指向のプログラミング言語です。
オブジェクト指向のプログラミング言語は、プログラム開発の全体管理がしやすいため、多人数、長期間におよぶ大規模開発にも対応しやすいメリットがあります。
OSに依存しない
Javaの大きな特徴のひとつは、OSに依存しない点にあります。例えば、Javaで開発したプログラムなら、Windows、macOS、Android、iOS、LinuxなどのOSの種類を問わず実行させることができます。
これは、Java仮想マシンと呼ばれる動作環境のおかげです。Java仮想マシンという名前を聞くと何かの機械を連想してしまいそうですが、実際にはハードウェアではなく Javaの実行環境となるソフトウェア（プログラムのかたまり）です。
Java仮想マシンは、Windows、macOS、Android、iOS、LinuxなどのOSごとに用意されており、OSに合わせたマシン語に変換しながら実行する仕組みとなっています。地道な変換作業を Java仮想マシン がやってくれるので、プログラマは動作環境の違いを意識せずに開発に集中できます。
Javaはこんな場面で使われている
Javaは、業務用システム、スマホ向けのAndroidアプリ、 ウェブアプリケーション、 ゲーム、家電の組み込みプログラムなど、様々な開発に利用されています。
Javaは、オラクル社が開発を進めるプログラミング言語ということもあり、業務システムの開発では、データベースのOracle Databaseを利用してJavaで開発されることが多いかもしれません。
Google社が提供するスマホ向けOSであるAndroid は、それ自体がJavaで作成されています。 Java はスマホ向けのAndroidアプリの開発環境が充実しています。
Javaを学ぶメリット
Javaは、ゲーム開発、組み込み系システム開発、スマホ向け Androidアプリ 開発など、幅広く利用される言語です。
Javaで求人を検索すると、Androidアプリ開発、ウェブアプリ開発 、組込システム開発、金融システム開発、業務システム開発などでの募集が確認できます。職種で言えば、システムエンジニア、プログラマ、バックエンドエンジニアなどです。
就職・転職に有利になるプログラミング言語を学ぶなら、Javaはその筆頭に挙げられます。一度習得すれば、将来にわたって広範囲でプログラマとして活躍できる可能性が高いでしょう。
Java公式サイト：https://www.java.com/
