Delphiとは
Delphi（デルファイ）は、1995年に開発されたプログラミング言語、および、統合開発環境（IDE）です。Delphiという名称は、ギリシャの古代都市デルフォイの英語表記「Delphi」に由来しています。
Delphiは、 もともとボーランド社が開発したWindows向けのGUIアプリケーション開発ツールでした。1995年の最初のリリースから、何度もバージョンアップが重ねられており、現在の最新バージョンは、Windows 10に対応したDelphi 10系です。
現在のDelphiは、開発環境として対応しているのはWindowsのみですが、Windows向けだけではなく、macOS、iOS、Android、Linux向けのアプリケーション開発が可能です。
Delphiの特徴
Delphiには、以下の特徴があります。
- アプリケーションの部品を視覚的に配置して開発が行える
- コンパイルが高速
- 開発環境自体を拡張できる
- 開発環境として対応しているのはWindowsのみ
Delphiは、アプリケーションの部品を視覚的に配置して開発が行えます。いわゆる RAD（Rapid Application Development）ツールであり、コードの記述は少なめで、迅速にアプリケーション開発が行えます。
Delphiは、開発環境として対応しているのはWindowsのみです。MacOS上で Delphiを利用したい場合には、仮想マシン上にWindowsをインストールした上でDelphiを動かすことは可能です。
Delphiはこんな場面で使われている
Delphiは、主にデスクトップアプリケーションの開発に利用されています。視覚的に迅速にアプリケーションが開発できたり、開発環境が整っていて生産効率が良いので、比較的簡単なアプリケーションの開発に利用されます。
デスクトップアプリケーション 以外にも、ウェブアプリケーション、モバイルアプリケーションなどの開発に利用されることもあります。Delphiでは、Windows、macOS、iOS、Android、Linux向けのアプリケーション開発が可能です。
Delphiを学ぶメリット
Delphiは、開発環境が整っていて生産効率が良いので、Windows環境でデスクトップアプリケーションを迅速に開発をしてみたい人におすすめできる言語のひとつです。
ただし、上記の目的であれば、マイクロソフト社のVisual Basic、Visual C#、 Visual C++、などを学んでも良いでしょう。これらの言語なら学習情報も多く、就職や転職にも有利に働くかもしれません。
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