子どもを億万長者にしたければプログラミングの基礎を教えなさい
松林 弘治 (著)
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015/2/20 発売
2020年より、プログラミング教育が小学校で必修化 される
2020年より、プログラミング教育が小学校で必修化されます。
子どもにプログラミングを学ばせたい場合、どのようにしてプログラミングに興味を持たせるか、何をすれば、どこへ行けばプログラミングに触れられるかについて、分かりやすく教えてくれる本です。
「子どもを億万長者にしたければ…」と、刺激的なタイトルですが、これは編集視点でつけられたキャッチコピーです。筆者は子ども向けのプログラミング教育本を多数執筆されている方であり、本書の内容も本質的・具体的で役に立ちます。
第一章は、子どもをビジネスで成功させる近道はプログラミングだ というテーマなので、 「子どもを億万長者にしたければ…」 というタイトルに惹かれた読者の期待にも応えています。
「 プログラミングって何?」と聞く子どもに、「例えば…」と説明できるようになる
本書の中盤では、プログラミングとは何か?について、身近な例を挙げながら解説されています。
特定のプログラミング言語の解説ではなく、コードの書き方の解説でもありません。どんな言語でプログラミングを行うことになっても役に立つプログラミング的な思考についての解説です。
日常生活で出会うプログラミング的な行為や思考から、 プログラミングとは何か?についての理解が深まります。
この本を読めば、子どもから「プログラミングって何?」と聞かれたときに、「例えば…」と子どもでも分かるように説明できるようになるでしょう。
よしんば、子どもにプログラムとは何か?を説明できなくても、子どもと一緒にプログラミングを学びたくなりますし、そのための具体的な手段が見つけられる本です。
民間で運営されているプログラミング教室の現状を紹介
近年、小学生・中学生・高校生向けに特化したプログラミング教室が増えています。
本書では、民間で運営されているプログラミング教室の現状が紹介されており、プログラミング教育の最前線の空気を感じ取ることができます。
2014年12月時点の情報ではありますが、主なプログラミング教室の一覧が紹介されているので、プログラミング教室探しの手掛かりとなるでしょう。
プログラミング学習ツール、プログラミングイベントがまとめられた資料として活用していける
本書の後半では、 プログラミング学習ツールや、プログラミングに触れるきっかけとなるイベントについて、資料としてまとめられています。
読み物としても楽しめる本ですが、 プログラミング学習ツール、プログラミングイベントの部分は、資料としても役に立ちます。
読み終わっても本棚に残し、必要に応じてプログラミング教育・学習ツール・イベントを調べるなど、手元に置いて活用していける一冊となっています。
子どもを億万長者にしたければプログラミングの基礎を教えなさい
松林 弘治 (著)
KADOKAWA/メディアファクトリー
2015/2/20 発売