[書評] 教養としてのプログラミング講座【プログラミングおすすめ本】

教養としてのプログラミング講座 (中公新書ラクレ)

清水 亮 (著)
中央公論新社
2014/3/7 発売

コンピュータ要らずのプログラミング入門書

特定のプログラミング言語やコードの書き方についての解説ではなく、プログラミングとは何か?、プログラミング教育の現状と未来などについて語られている本です。

一冊を通して、おおむねコンピュータに触れることなく、タイトル通り“教養”や雑学としてプログラミングについての理解を深められる入門本です。

Chapter4では、筆者が開発に関わった 「MOONBlock」という ビジュアルプログラミング言語が紹介されますが、あくまでもプログラミングの世界にふれてみよう!という体験程度です。

技術書というよりは読み物に近く、文系の人でも途中で挫折することなく最後まで読み通せます。読みやすい本なので、プログラミング未経験の小学生・中学生・高校生にもおすすめできます。

コラムでは、コンピュータの歴史について詳しく紹介

各チャプターの終わりには、『コンピュータの誕生と進化』というコラムが4つに分割して掲載されています。

本文とは別内容のおまけ的な文章ではありますが、コンピュータの歴史が詳しく紹介されていてなかなか読みごたえがあります。

筆者のコンピュータ世界への愛情が感じられ、個人的には好きなコラムです。

教養としてのプログラミング講座 (中公新書ラクレ)

清水 亮 (著)
中央公論新社
2014/3/7 発売