Pythonとは?プログラミング言語を初心者にもわかりやすく解説

Pythonとは

Python(パイソン) は、1991年にオランダ人のグイド・ヴァンロッサム氏によって開発されたプログラミング言語です。Pythonという名称は、イギリスのテレビ番組「モンティ・パイソン(Monty Python)」に由来しているそうです。

Pythonは、オブジェクト指向の汎用言語で、さまざまな用途に使用できます。ライブラリが充実しており、AI開発・機械学習・データサイエンスの分野にも利用しやすい言語です。近年のAIブームもあって、Pythonの人気は高まっています。

Pythonには、現在バージョン2系と3系がありますが、それぞれの間に互換性はありません。2系は2020年中にサポートが終了する予定ですから、これからPythonを始めるならバージョン3系を学ぶとよいでしょう。現在の最新バージョンは、2019年にリリースされた3.8系です。

標準、および、外部ライブラリが充実

Pythonは本体が必要最小限に抑えられている一方で、標準、および、外部ライブラリが充実しています。標準ライブラリには、数学関連、ファイル操作、データ分析、データ圧縮、などの関数が多数用意されています。

さらに、外部ライブラリを別途インストールすることで、より便利でバラエティに富んだ関数が使えるようになります。有名な外部ライブラリとしては、NumPy 、TensorFlow 、Chainer などが挙げられます。

標準、および、外部のライブラリを活用することで、簡潔な記述で高度な機能が実現できます。数学的に難しい処理などをライブラリの関数に任せることで開発効率が高まり、プログラムのミスを減らす効果も期待できるでしょう。

Python の特徴

Python には、以下の特徴があります。

  • オブジェクト指向の汎用プログラミング言語
  • 標準、および、外部のライブラリが充実している
  • 単純化されたコードで読みやすい

Pythonは、オブジェクト指向の汎用プログラミング言語です。標準、および、外部のライブラリも充実しており、様々な分野で幅広く利用されます。

Pythonは、コードの読みやすさを優先して開発された言語です。単純化されたコードで、行数少なくシンプルにプログラムを書くことができます。

Pythonはこんな場面で使われている

Pythonは、用途を限定しない汎用のプログラミング言語です。ウェブアプリケーション開発、デスクトップアプリケーション開発、ゲーム開発など、幅広く利用されています。

また、データ分析、画像処理、機械学習などの便利なライブラリが充実していることから、データサイエンス、機械学習、人工知能の分野で使われる場面が増えています。

Python を学ぶメリット

Python は、開発者に人気の高いプログラミング言語のひとつです。コードが簡潔で読みやすく、プログラミング初心者にも学習しやすいため、はじめて学ぶ言語としてもおすすめできます。

Pythonは、Google3大言語のひとつです。Google社内の標準言語は、C/C++、Java、JavaScript、TypeScript、Python、Goですが、その中でも特に重要なのが C++、Java、Pythonとされます。言語を学んでも需要が無くなればスキルを活かしにくいですが、Googleが重視している言語なら安心感があります。

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